2013年 3月 21日
母は歌が好きだった♪
母は、若い頃 歌手になりたかったのだと聞いたことがある。
その当時 歌手は、今のようにまともな?職業とは言えなかったようで、周りから反対
されて あきらめたのだそうだ。
この写真のように合唱団に所属して 歌っている写真や、一人で歌っているものなど
写真を整理していたら、何枚も見つかった。
今でも、地元の盆踊りのとき 決まってかけられる”宍原音頭”の歌は、母が歌っている。
子供の頃、母が家事をしながら歌っていると
「母さんは、ほんとに歌がうまいなあ」と ”ほんとに”という所に力を入れて、父はよく
言っていた。
たまに そのあとに、
「おまえは、母さんに似ないで 父さんに似ちゃって かわいそうだ」とも。(-_-;)
先生について 習っていたということなので、発声の仕方は、腹式で本格的♪
金婚式のお祝い家族旅行の時、宴席でアカペラで歌った ”ここに幸あり” 今も目をとじると
歌声が聞こえてくるようだ。
傘寿のお祝いの時にも、カラオケで何曲か歌っていたが、ほれぼれするような歌声を聞いたのは
それが最後だった。
昨年 10月に入院してから、弟がプレゼントした歌集を開いて、母と一緒に 何回か歌ったが、
耳が遠くなっているせいか 音程はくずれ、昔の歌声では 全くなかった。
歌う本人も愉しくないのか、積極的に 歌おうとはせず、切なく 悲しかった。
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