2012年 1月 27日
シソの実入りジャーマンポテト弁当
「きょうは さみぃのぉ〜」
ウォーキング中のお爺さんが 庭にいた私を見つけて 声を
かけてくれた。
お爺さんの子供は、第3子 第4子が双子だったそうだ。
上の二人も女の子だったので、農家としては 男の子を期待して
いたところだった。双子は不吉と嫌われていた時代のことで、
周りからいろいろ言われ、お爺さんの奥さんは 双子ちゃんを
道連れに自殺してしまったと近い人から 聞いている。
私たちの親の世代までのことで、しかも 一部分の地域だった
と思う。 私は出産のとき、双子だったらいいなといつも思った
くらいだったから。
最近、お爺さんの孫娘が10代という若さで病死した。
あちこちの神社などで 手を合わせ 回復を祈っているとお爺さんは
涙ぐんで話していた。
自分が代わってやりたいとも言っていた。
こんなにつらいことが沢山あったら、自分のことだけで精いっぱいで
人のことを気にかける心の余裕がなくなってしまうのが普通だろうに。
このお爺さんは違うのだ.。
いつも 私のことまでも気にかけ 声をかけてくれる。
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