2010年 5月 03日
タラの芽の酢味噌和え
小学生のころ、友達と”石けり”などをして遊んでいるとき 兄が「入れてくれ」
と強引に入ってくることがあった。
それまでの楽しさがとたんに、あほらしいほどのつまらなさになったものだ。
”石けり”にも、私たちのルールがあるのだが、兄はそんなことはおかまいなしに
こうだ!!と言い張る。そう思い込んでいたのだろう。 私たちから見れば、なに
言ってるのぉ〜そうじゃないよ〜いつもそうやってないよ〜というような珍(新)ルール。
好き勝手に自分流に進めようとした。この兄によって、人間関係では衝突すること
も多いということを経験させられた。
兄は、自分で会社を起こしたものだから、 若い時から お山の大将で 孫ができる
ような年齢になっても、その本質が ほとんど変わらない。(と妹からみると思う)
企業人は大体は、常に上から評価されるため、自分を客観的に見つめなおし 改善
しようとし、組織の中で上司や部下との狭間で自分を抑えたり、我慢をも学び
成長していくものだろう。 兄は、頭としての苦労はしているので、決断力
などはあるのかもしれないが、人を優しく受け入れたりする度量がない。(と妹としては思う)
弱みを見せたらいけないと思っているのだろう。なにごとも自信ありげに 思うままに進める。
裸の王様みたいだ・・・とこちらが恥ずかしくなることがある。
人からとやかく言われるのは大嫌い(特に妹なんぞに言われるのは大大大嫌い)で、
『反省』『謙遜』ということばが兄の辞書にはない。(と妹からみると思う)
昨日、母が住んでいる家のことで、こうしたほうがいいんじゃないの?!と電話で言うと、
早口でまくしたて、最後に「オレのやり方でやる! 口出ししないでくれ!」と言われた。
もうお手上げだ。
どなたかの文章で、ある父親の遺言の中に「お母さんを大切にして。兄弟仲良くしてくれ。」
という二つのことが書いてあり、感動したと書かれていたのを読んだ。
そのとき、私の父の遺言にも、 この二つのことが書いてあったことを思いだした。
きっと どの父親も(母親も)望むことなんだろう。 それらは簡単にはできないからこそ
遺言にも書かれることなのかもしれない。
父の心配する思いを考えれば、こんなわがままな兄をも許さなくてはいけないのかなと思う。
が、思い出すたびにその言い方、態度には ハラタツノリ!!
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