2008年 8月 22日

ピザトースト

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 花を観る(見ない)目からも、人それぞれの生活?の一端が映し出される。
水撒きをしていると、「あの花 素敵ですね〜ガーベラですか?」と、カラの
車椅子を押した70歳手前ぐらいの近所の女性に声をかけられた。
春ごろには、ご主人を車椅子に乗せて散歩されているところをよく見かけた。
 すぐ近くに最近できた施設のデイサービスを利用されていて、きっとお迎え
に行かれるのだろう。車で送り迎えをしてくれるのだと思うけど、車椅子で
散歩を兼ねながらのほうが、押す方も気持ちがいいからね♪
 その人の目にとまったのは、濃いピンクの百日草。裏の出入り口の脇に
数本 植えた苗が、みんなピンクだったのだ。黄色・白・赤・オレンジと他の
所では混じっているのに。(種から育てた苗は、どんな色の花が咲くのか
わからないので 楽しみも広がる。)
 百日草とガーベラ・・・・似ているかな?・・・とあとから、眺めた。
花は、よくよく見れば 似ていないこともない。けど 葉は全く違う。
 ずっと共稼ぎだったというから、花を観る時間的な余裕がない生活だったの
かもしれない。ご主人が倒れてから、大変さは増したのだろうが、草花にも目
がとまるようになるまでには、心の持ち方など人生への思いに対するなにか 
大きな変化があったのではないかと思ったりした。
 
 


投稿者: kun - 午前 07:13 | カテゴリ: その他
コメント

kerokotan:

なるほど、いいお話でした。
(2008年 8月 23日 午前 08:46)

ミチ:

くんさんのお庭は通りすがりの方々に「奇麗ですね、素敵ですね」と褒められ言葉も交わされ、本当に羨ましいです。私の庭は奥まっているので誰一人にも見てもらうことがありません。私だけに咲いてくれる花々です。たまには訪れる娘達が喜んではくれますが・・・

ガーベラと百日草あまり似ていませんよね〜 葉を見れば歴然と違いが分かるんですか。
長女にしょっちゅう「お母さん葉が違うでしょう、葉を見れば違いがわかるのよ〜」って言われます。私は花にばかり目がいって葉がどうなのかを考えも見もしないんです。葉があってこその花なのにね。
(2008年 8月 23日 午後 04:12)

kun:

kerokotanさん
お元気そうでなによりです。
歩いている人たちを見ると まさに高齢社会だなあと思わされます。

ミチさん
丹精されて育てたお花を通りすがりの人たちには 見てもらえなくてもな、ミチさんはネットを通して楽しませてあげられるからいいですね。我が家は通りからほとんど庭が見えるので、花が人との仲立ちをしてくれています。「いつもきれいな花を見せてくれて ありがとう!」とか「楽しませてもらってます」などと声をかけてくださる人もいます。なかなかそういうふうな言い方ができるものではないのに!と感心してしまいます。

ガーベラと百日草は、葉のつきかたも形も全然違いますね。
まあ ゆっくり観察していると蚊にさされますから、お気をつけください。(笑)
(2008年 8月 23日 午後 10:19)