2007年 3月 12日

サーモン サラダ


酢・オリーブオイル・レモン・塩・醤油少々を混ぜたドレッシングであえた。


焼津は、風が強い。
この地へ引っ越してきたのは 25年前の今頃。
当時は、家の前の道路は舗装されていなくて、草が両側に生い茂っていた。道の向こうには養鰻池が広がり、一番近い隣の家まで数十メートルという ”野中の一軒家”。
夜になって外に出てみると池に月が映り 葦の葉が風に揺れる音だけがしていた。
魚の街の住民になり 夫は早速海釣りに出かけた〜一方 私は、居間に高く積み上げられたなかなか片付かない引越しの荷物の中で、ゴーゴーと吹く風の音を聞きながら ここが永住の地なのか・・・と、疲れも重なり、感傷的になってしまい 涙がポロポロ流れてしまったっけ。
 数年して 池は埋め立てられ、すぐ横に家が建ったのは数年前。いつの頃からか夫に手伝ってほしい時には、気づいてくれるのを待つのではなくて 我慢の糸がプッチンと切れる前に「手伝って!」と言えるようになった。夫は夫で 私のことを気遣ってくれるようになり、(不機嫌になりそうな雰囲気をキャッチするのがうまくなり?)言葉をかけてくれたり、手を差し伸べてくれたりするようになった。環境も 夫婦の関係も四半世紀もかければ、変わっていくものだ。
今日もあの日のように 風は強かったが。

投稿者: kun - 午後 10:01 | カテゴリ: 肉類 野菜おかず
コメント

ミチ:

昔雨が降れば道はぬかるんで雨靴を履かなければなりませんでしたね。現在では殆どの道は舗装されて雨靴も必要なくなりました。文化が急速に進んで私達の昔の生活様式は、孫達に語るだけのものになってしまいました。

夫婦って歳を重ねつつお互いを思い遣り、傍にいるだけで分かり合える本物の夫婦になれるのですね。その間には様々な試練があるのでしょうが、それを乗り越え二人で老いを迎えるのでしょう。くんさんご夫婦はきっと素晴らしい老夫婦になられるでしょう。まだまだ先のことですけれど!

焼津は海の傍だから風が強いのですね。東京でも近頃良く風が吹き荒れます。折角暖かい日でも風があると寒く感じるし、外出が嫌になってしまいます。
引っ越された時、涙されたそうですが「住めば都」といいますから・・・今では離れ難いほどのお気持なのでしょうね。新鮮なお魚を一杯召し上がられて羨ましいです。
(2007年 3月 12日 午後 11:12)

kiko:

なんだか浜松に似てますね。
水面に月が映り、葦の葉が風に揺れる音。なんて美しい景色なんだろう。犬神好きの私は、ワクワクしてしまいます(^^ゞ
(2007年 3月 13日 午前 08:39)

はなみずき:

くんさん、お久し振りです。
私も此の土地に来て30、、3、4年かな??
最初の頃は生活習慣や色々、、、全ての違いに戸惑い「人」まで違うように感じ、、、。
それが今ではすっかり「土地の人」になってます。
此処が好きよ。
(2007年 3月 13日 午後 03:35)

kun:

ミチさん
一体 どちらが先にいつ召されるのか 先のことは すべて 神様任せですが、ひとりになるまで (たぶん)一緒に暮らすことになりそうです。
単身赴任する方も 多いですが、私たちの場合は そういうこともなく 過ぎました。
夫婦によって それぞれに違うことと思いますが、ミチさんが言われるようにお互いを思いやる気持ちは 時間をかければ 少しずつ わいてくるものでしょうね。あ・・でも 熟年離婚もかなり多いらしいけど・・・妻から言い出すケースが断然 多いといいますが、私は夫には「女性がふりむいてもくれないような こんなよれよれになったおじさん ほおりだすなんて 気の毒で とってもできないから 最期まで いっしょに いてあげる」と言ってます。(笑)
焼津は 魚がおいしいところは 気に入っています。(^^)


kikoさん
浜松も風が強いんですよね!
確かに美しかった・・けど、時々 鰻の死骸が水面に浮いていたり、それをとんびがつかまえて、我が家の上を飛んでいくとき 庭に落っことしていったり、夏になると ウシガエルがものすごい低音で毎夜 うなってましたのよ。(^_^;)
蛍がとびかい、たまにタヌキやキツネが家の前を通って行きました。


はなみずきさん
いつもお邪魔して 袋類などみごとな手芸品を見させてもらっています。
書き込みは失礼させてもらっちゃってすみません。m(__)mペコ
>此処が好きよ。
と言えて うらやましいな。
私はねぇ・・・生まれ育ったところは もっと田舎だから そういうことは いいんだけど、風が強いのは。。。
やっぱり 慣れなくて いやだなぁ
洗濯物が早く乾いていいということも 言えるけどね。
(2007年 3月 13日 午後 04:47)