2010年 12月 22日
栗おこわ弁当
栗は、冷蔵庫に生のまま 1〜1.5ヵ月ぐらい保存したものが
一番 甘さが増すのだそうだ。
一人暮らしの実家の母の冷蔵庫には、沢山の栗が毎年入れられた
ままになり最後には腐ってしまう。 食糧を保存しておくことは、これま
での戦中 戦後体験も含めた苦しい生活で得た大切なことのようで〜
なんでも 保存し、そうすると安心するのだろう。
数年前から、保存したものの管理ができなくなり義姉や私が時々
整理し、捨てるものも多かった。 実家で皆で食事をするとき、
使うものの賞味期限を、そっと確認するのはあたりまえのことで。
「おばちゃん これ 賞味期限切れ・・」と孫娘が申し訳なさそうに
ソースを私の所に持ってきて〜誰かが 近くのコンビニに急いで
買いに行くということも珍しいことではなかった。
リスや蟻と共通するものがあるなあと思いながら、困ったものだと
上から目線で眺めてしまうのは、私が 食べる物にもなんの不自由も
なくわがままに育ち、ずっと大変な思いもせずにきていて、そういう
人の立場を思いやる優しさが足りないからかもしれないと反省する
こともあった。 この親のお陰でもあったというのに!
母の冷蔵庫(の管理)は、ここ1ヵ月ぐらい前から ほぼ義姉の手に
わたった。 そうするのが遅かったのでは?と思うのはやめよう。
母も限界までやってくれたから、母のためにも 義姉のためにもよかった
と思う。
先日行くと、義姉と母に栗の美味しい時期の話をしたら、冷蔵庫から
義姉が栗を2袋出し、「もっていって」と手渡してくれた。
「全部 なくなってしまうとお義母さんが寂しいから」と一袋は残して。
ちょうど1ヵ月半ぐらいの栗で作った栗おこわを食べた息子が、
「天津甘栗かと思った」というほど甘かった。
それに比べると2ヶ月ぐらいたっている今回のは、甘さが薄い感じが
したが、まだ 十分 いける。
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