2013年 5月 30日
あらめと筍の煮物
筍料理をUPする間もなく 過ぎてしまった筍のシーズン。
今年は、裏年らしい〜実家のそばの、同級生のNちゃんが言っていた。
誰もいない実家の かまどを使うのも、寂しいし嫌だし・・・と非常時にも使えるような
かまどを買ってあったのだが、あまり採れなかったので 掘ってすぐに茹でていくのが
美味しさを保つのに やはり良いからということで、いつもの年のように実家の古いかまど
を使った。
「おう 来た来た!」と迎えてくれる人もなく、
掘ってくると、「採れたかね?」とかまどのある土間をのぞき、喜んでくれる人もないけれど
その声は耳に残っていて、よみがえってくる。
叔父の葬儀の時、東京在住の従姉妹が 「子どものころ 夏休みに遊びによく来てさぁ〜
みんなで ごろごろ寝たよね!」と懐かしそうに言っていた。
葬儀のあと、母の梅干しを欲しいと言う他の従妹たちと実家に寄った時も、みんなで母の
思い出話をしながら、分けた。
一緒に行った弟が、帰り際
「2階にあがって 部屋を見てみたよ。 子どものころ 姉さんとボクが隣同士の部屋だったよね」
としみじみ言っていた。
人はこの世での終わりを必ず迎え、家は古くなり 住む人がなくなれば 壊される時もくる。
そういう時がきたのだなと実感として 押し寄せてきている。
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