2009年 4月 09日
イカと椎茸のバター焼き 新玉ねぎかけ
大昔 ほんの少しだけ小学校の教師をやっていたころの教え子に道で
ばったり会った。焼津に引っ越してきたのは年賀状で知っていたし、10年ほど
前には、子供さんを連れて遊びに来てくれたこともあった。それにしても〜声を
かけてもらわなければ気付かなかったかもしれない。
私は車で細い道から、太い道へでようとしていたとき、前を自転車で横切った
のがTちゃんだったのだ。 私のほうをずっと見ながら走っていくから、前に
来過ぎなのかなと思って、ごめんなさ〜いとお辞儀してバックした。
自転車を止めてこちらに来るので、ちょっとあせった。文句言われるのかと
思ったら、「○○先生じゃないですか?」って。
「あっ Tちゃん? 懐かしい〜〜〜っ!」と二言三言話したところで、後ろ
から バイクが来たので、そのまま別れた。
私は新米の教師で、Tちゃんは小学1年生だった。
別れたあと車を運転しながら、Tちゃん Tちゃんと何回呼んだだろう。
「Tちゃん」
その響きに酔いながら、幼かったTちゃんを思い出していた。
できるものなら、あのころのかわいいTちゃんや他のみんなにかけよって、ひとり
ひとり抱きしめたい。
「Tちゃん 私のこと よくわかったね」
「Tちゃん ありがとうね、声かけてくれて」
「Tちゃん ちっちゃな泣き虫の子だったね」
「でも Tちゃん まじめでしっかりした子だった」
「Tちゃん 私 あのころは 未熟な先生だったね、ごめんね」
そして、Tちゃんとご家族の幸せを祈った。
あれから35年以上?! たち、すっかり ひとりごとの多いばあちゃん先生と
なりました。
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