2012年 12月 07日
オープンサンド
きれいな緑色のサンチュ、水菜が、今年は 沢山 収穫されている。
禅の逸話に次のようなものがあります。
"ある高僧が弟子を連れて庭を歩いていました。
風が吹いて落葉が一枚落ちてきました。その高僧は落葉を拾って袂(たもと)に入れました。
弟子は「老僧、やめてください。落葉はのちほど、誰かに掃かせますから」とたしなめました。
すると高僧は「馬鹿者!『のちほど』で庭が綺麗になるか。
いま1枚拾えば、その分だけ庭が綺麗になったのだ」と弟子を叱りつけた。"
私たちは目の前に与えられている課題を「のちほど」「あとで」と考えることがあります。
この考えを持つと、その仕事はできなくなってしまいます。目の前にあるものから、
まず片付けていくことで仕事を完成することができます。
この心がけが今の季節に大切なことです。
神様のクレヨン より
最後の行にある「今の季節」とは・・・
キリスト教の教会では、”待降節(アドヴェント)”に入った。
一般的に言えば、一年の最後の月〜誰しも その年により この時期の迎え方は
違うと思うが、私は「大掃除」とか「年賀状」「おせち」などの言葉を頭によぎらせながら、
時間のたつのはなんて 早いんだろう・・・
もう12月! 1週間過ぎた!と焦りながら 過ごしている。
というか〜そういう年が多かった。
大きく心にひっかかるものがなく 平穏な日々が続いていたということだ。
もっと もっと感謝して過ごさなければならない日々だったはずなのに。
喜びにあふれた生活ができていただろうか・・・?
10年前には 義父、12年前は父が病院で この時期 最期の時を迎えていた。
大変な時だったけれど、娘として できることがあった。
毎日 病院に行くこと。
夜中に目が覚め 考え出すと、胸がしめつけられるようで痛くなる。
過去に時間を戻すことはできない。
結局 祈ることしかできない。
祈ることができることは 救いなのかもしれない。
流れるように過ぎてしまって 困った 困ったと〜思えば・・・幸せだった時間は
急ブレーキがかかり、止まってしまったように感じる。
これまで味わったことのないつらい待降節を過ごしている。