2009年 5月 18日
じいちゃんと食べるケン(1歳半)の夕食
花嫁姿のMちゃんのかわいい笑顔が心地よい余韻となって心を占めている。
5年近く前、私はソフトボールのオリンピック観戦のためギリシアへ、Mちゃんは
福祉の勉強のためドイツへ向かう飛行機で隣り同士だった。
Mちゃんは、大学生だったから親子ほどの年齢差。
飛行機の中では、私は初めての海外旅行に胸を高鳴らせ 落ち着きがなかった。
一方 Mちゃんは、食べるとき以外はずっと勉強。 一点を見つめるような輝く目
が印象的だった。
なんの接点もないように見えたが、そうではなかったのだ。
普通なら 名前さえ知らないままドイツでお別れするところだったが、その後 帰国
してから メールや手紙のやりとり、家に泊まりで2回も来てくれた。
素直で思いやりがあり、行動力のあるこんなすてきな女性に育てたご両親と彼女の
心をとらえたお相手に結婚式でお会いできるのが楽しみだった。
とはいえ、私が結婚式に行かせてもらってもいいのかしら?と不安もあったが、出席
してみれば、同じ席の友人たちが私のことを知っていてくれたり、長いことヘルパーを
されていたと聞いていた障がい者の方とお話できたり、料理もとっても美味しくて 楽し
い披露宴だった。
そして、聞いていた通り仲良く支えあって生きてこられた暖かさが伝わってくる若々しい
ご両親とこの人ならMちゃんを幸せにしてくれるだろうと思えるような素朴な感じの新郎だ
った。 結婚し、家庭を築いていくことって、すばらしいことなんだと周りの特に若い人たち
が思うような夫婦になってもらいたいと思う。ご両親のような♪
飛行機で隣り合わせたのは、一般的には”偶然”というだろうが、私には”神様
の技”と思える。