2008年 11月 21日
ホタテと水菜の酒蒸し
アンジェラ アキの『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』という歌。
YouTubeで 動画を見ながら、一緒に歌いだすのだけれど、純真そうな中学生の顔が
アップになると涙で歌えなくなってしまう。
「誰にも話せない悩みの種がある。未来の自分へなら、 きっと素直に打ち明けられるだろう」
「負けそうで 泣きそうで くじけそうなときは 誰のことばを信じればいいの?」と。
大人になった僕が 15歳のあなたに伝えたいことがあると返事を書く。
「自分とは何で どこへ向かうべきか 問い続ければ見えてくる」
私が15歳の頃は、いろいろな思いに蓋をして、とりあえず 受験勉強をしなければ〜と
没頭しようとしていたような気がする。高校に入学したとたん、その蓋が取れて
「負けそうで 泣きそうで くじけそうなとき」ばかりだった。
大人になっても、忙しさのなかで紛らせ、目の前のやらなければならないことのために
生きることだけを考えようとしていたと思う。
20代の終わりごろ 「どこへ向かうべきか」がわかって、霧が晴れたような爽快感に
満たされた。それから 約30年 苦しいこと 大変なこと つらいことは無くなったわけで
はなく たくさんあり、迷路に入ってしまったような思いもするけれど、立ち返る場所が
わかっていることは救いだ。