2007年 3月 08日

おろしで シラスともずく


シラスに 人参と大根のおろし もずくをかけて。


 清水の『』という居酒屋に行った。
「リーズナブルな店」と条件を出したら 兄が紹介してくれた店。「主人が”いいおじさん”なんだよ」と付け加えるように言っていたが・・・ほんとだ!!と納得。カウンターだけなので、店のご主人の人柄が自然とわかる。
注文すると「ほいよぉ」と愛想良く受け、料理は細やかで丁寧に作ってある。友人が、「ねえねえ 今 ご主人がバイトの(男の)子(大学3年←話しかけて聞き出した) に ありがとうって言ったよ〜丁寧語で話してるし・・」と 小さな声で耳うちした。友人には ご主人がどうのこうのということは話してなかった、それなのに 話題にのぼるほどの”いいおじさん”だった。
 この店に行く途中の電車の中で、もうひとり”いいおじさん”に会った。おじさんというより 紳士というほうがいいか・・電車に乗り込み席を見つけて座り 本を読んでいると、「富士山がすごく 近くに見えて きれいですよ!」と声をかけてきた。言われて 窓の外を見ると 雪をかぶった富士山がほんとに近くに見えた。このあたりから こんなに大きく見えるなんて知らなかったので驚いた。雨のあとで空気が澄んでいるせいもあるのだろうか?草薙を過ぎ もうすぐ清水だな、乗り越さないようにしなければ・・という意識はあったものの本の世界にとっぷりつかっていて、隣にどんな人がいるのかも気づかないほどだったので 声をかけられたことにも びっくりした。が、あとで思えば、きっとたまたま隣に座ったおばさんにも きれいな富士山を見せたかったのだろう。「本を読んでいたのに すみません」と言って 同じ清水で降り 背中をピンと伸ばして 私とは反対の出口のほうにスタスタと歩いて行った。


投稿者: kun - 午前 11:44 | カテゴリ: 魚介類 野菜おかず
コメント

ぎかく:

そう、こんなときは「(あえて)反対の出口」に向かうのが鉄則・・笑。
(2007年 3月 08日 午後 03:53)

kun:

そうなのお〜?!
鉄則なんて あるんだぁ・・・_(‥ )フーン
(2007年 3月 08日 午後 09:35)

よしひろ:

パチパチパチ→カッコイイおじさんへ

しかしたぶん反対を向かずに会話が続いていたなら、そのおじさんボロが出たかもね。人間引き際が大事です・・
(2007年 3月 10日 午前 03:33)

ミチ:

"いいおじさん”に声を掛けてもらえなかったら、読書に夢中になって素敵な富士山を見ることは出来なかったでしょうね。私だったら嬉しくて「わ〜綺麗ですね」って言ったでしょう。そのおじさん自分だけで見ているんじゃ勿体ない、誰かに共有してもらいたかったんじゃない?たまたま隣にくんさんがおられたのでお声をかけたのでしょう!!心暖まるお話でした。
私もその富士山見たかったわ・・・
(2007年 3月 10日 午後 03:33)

kun:

よしひろさん
そういえば 顔は見ていません、
どんな顔をした人だったんでしょうねぇ・・・今頃になって 興味が〜
そうですね、引き際は大事でしょう(*^^*ゞ

ミチさん
そのおじさん 感動したんでしょうね。そういう感動はだれかと共有したくなるものですものね。
>「わ〜綺麗ですね」
そういうふうに 言えばよかったですね・・・「県外の方ですか?」なんて 聞いてしまいました。そうしたら 「いえ すぐそこ」って(^_^;)
(2007年 3月 10日 午後 09:19)