2009年 3月 26日

イチゴケーキ

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退職祝♪と言って、友人がケーキをくださった。
その人の優しさをあらわしているかのようなキメの細かい生地と
柔らかい甘さ。手作りのものは、心が伝わってくるなぁ。



 クーシランタ宣教師が、日本での働きをこの3月末で終えられ、
フィンランドへ帰国される。
日本での滞在年数の半分の6年間を私達の教会で過ごされた。
高校の校長を退職されて、若いころからの夢だった宣教師という
道を選ばれたのが53歳のとき。
 聖書のなかで、「神はひとりひとりを愛している」ということが書
かれている。 クーシランタ宣教師は、私達を暖かく広い心でしっ
かりと受け止め、受け入れて下さることで、それはこういうことなん
ですよということを教えて下さったと思う。 
私は先生にお会いするまで、自分もこのままで、必要とされてい
る大切な存在なのだという実感があまりなかった。
 4人の子供の親としては、かけがいのない存在だとは思ってい
たが、それも子供たちが成長するまでのことで。
地域の役員などもいろいろやらせてもらったが私でなくてはいけな
いことなんてなにもない、教会の中のことなんぞなおさら、信仰深
い人たちにまかせておけばいいといつでも逃げていた。
 そんな私だったのに、ないに等しいほどの良いところを見つけて
はほめ、認めて下さった。
いつのまにか、私の存在の意味が見えてきた。
私だけでなく、多くの人たちが同じような思いをもつことができるよ
うになって、生き生きと輝いていくのがわかった。
 高齢者も 病気の人も 誰でもみんなその場所で価値あるもの
だと思いたいのだ。実際 大切な存在なのだから。  
 先生から受けたものを、(私にはその半分もできないと思うが)これ
からの生活で行いをもって周りの人に示していきたいと思っている。
 

投稿者: kun - 午前 11:14 | コメント(4) | 固定リンク